小豆島レコーディングプロジェクト カルマン編


《小豆島レコーディングプロジェクト「浜辺の歌」第一弾カルマン編》

 

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トシです。

よく訊かれる質問に「トシさんは今幾つバンドをやっているの?」というものがあります。側からみれば、幾つも掛け持ちしていて一体どれがメインなんだろう?どれを本気でやっているんだろう?、そんな風に思うのかもしれません。

もちろん温度差はあるけど、バンドをやるとなった場合、どれも本気です。それぞれに違う良さがあり、自分の中にある違う魅力を引き出してくれます。バンドによって進み方の速度が全然違うのも面白いです。悩みもそれぞれにあります。

カルマンは、結成を呼びかけてから現在に至るまで、一番速い速度で進化してきたバンドです。モンゴルやアイリッシュを混ぜた、といつもは形容していますが、実際はもっとジャンルレスで、個々が思いついたアイデアや曲を持ち寄ってレパートリーを増やしています。メンバーの小松崎健さん、岡林立哉さんのお二人は音楽経験では僕の何倍もある先輩方で、一緒にやっていて学ぶところは本当に多い人達ですが、同時に同じ目線で物を創れる同士のような存在です。世代の垣根を越えて付き合える感覚があります。

健さんは札幌、岡林さんは高知に住んでいて、よく遠距離で成り立つねと言われますが、この距離感も僕は大事だなと思っています。ツアーが終わればそれぞれの生活、それぞれの活動に戻っていき、また別のツアーで一緒になり、濃い1週間を過ごし、一抹の寂しさを残しつつまた別れる。2014年の3月末に結成してから、幾つものツアーを経て、今やバンドとしての形態をとりつつあります。その一方で、それぞれが独立したソロ演奏家である、ということも、それぞれの関係性をフラットに保ってくれていて非常に健全です。誰かの体調が悪くなって演奏が続けられない、そんな時が来るまで続けていきたいバンドです。

そのカルマンが来年6月にレコーディングをすることになりました。場所は小豆島です。小豆島はオリーブを栽培している場所で、日本でも比較的乾燥しています。そのためレコーディング環境に向いているのでは、とある友人の勧めがあり、以前からここでレコーディングをしてみたいと思っていました。今回は小豆島在住の大塚一歩さんと共同で立ち上げたプロジェクト「浜辺の歌」、これは島外から音楽家を誘致し、滞在制作を行えるシステムをつくり、持続可能な音楽環境の創造を目指しています。割と大きな目標がありますが、実際はまだ資金などもなく、絵に描いた餅です。

そこで、その餅を食べれるようにしたい、と意気込み、来年にカルマンのレコーディングをしてみないか、と関係者各位に持ちかけ、ようやく計画が動き始めました。といっても肝心要の資金調達が難しく、そこで皆さんから寄付を募ろうと、クラウドファンディングを始めた次第です。

寄付してくださった方には、額面に応じてレコーディングするCDや小豆島の特産品などを用意しています。が、基本的には、こうしたプロジェクトを応援したい、カルマンの活動を応援したいという人に是非寄付をお願いしたいと思っています。寄付していただくことは、額面の多少に関わらず、今後の活動のモチベーションにも繋がります。

是非とも応援宜しくお願いします。支援期限まであと1ヶ月、頑張ります!



2015年12月18日 トシバウロン拝